NHK「日中国交正常化50年」テレビ番組のお知らせ

「日中2000年 戦火を越えて 前編 知られざる修復のシナリオ」

放送日:2月6日(月) 18:20〜19:50 NHKBS1  (初回放送日: 2022年9月24日)

国交正常化から50年。日中は2千年の歴史の中で何度か戦火を交えながらも、その都度、破綻した関係を修復してきた。両国の新研究から浮かぶ、意外な修復のドラマとは?

前編は近世までの三度の戦後。7世紀、白村江の戦いの戦後処理を担った遣唐使。迎えたのは則天武后の意外な歓待だった。その理由を新発掘が語る。国号「日本」誕生の秘密も。13世紀の元寇から100年、国交を回復した足利義満。後に「屈辱外交」とされた外交の秘策とは? 16世紀、文禄・慶長の役で破綻した関係。鎖国の日本に清の康熙帝が送ったスパイとは? 「政冷」でありながら経済と文化でつなかってきた日中の関係に迫る。

「日中2000年 戦火を越えて 後編 周恩来の決断 “民を以て官を促す”」

放送日:2月7日(火) 18:20〜19:50 NHKBS1   (初回放送日: 2022年10月1日)

50年前、田中首相を迎えた周恩来。そこに至る道のりでどんな格闘があったのか。多くの壁を乗り越えた20年に及ぶ文化・経済界との民間交流に新たな史料と証言で迫る。」

日中国交正常化。そこには周恩来の遠大な戦略があった。若き日に日本に留学した周恩来。日中戦争で断絶した関係の改善に布石を打っていく。スローガンは「以民促官」。民間の力で政府を動かす戦略だ。周は対日工作の人材を集め「日中文化交流協会」を設立。松村謙三、高碕達之介らと交涉し、LT貿易を実現させる。文化や経済など民間交流を進め田中訪中への道を切り開いた。最新の史料と証言で周恩来と日本の知られざる交涉を描く。

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